「シルクスイート」は、「べにはるか」とともに最近の焼き芋ブームを巻き起こした2大ヒロインです。
お上品な貴婦人「シルクスイート」の魅力をシェアさせていただきますわ♪
シルクスイートは「べにはるか」の妹
2012年に開発されてから、じわじわと人気を伸ばしてきた「シルクスイート」。
「春こがね」×「紅まさり」を交配させて生まれた品種で、絹のようななめらかさが特長。
糖度は8度ほどで、フワっとした軽やかな甘みもチャームポイントです。
熟成すると甘みも増し、40度以上になるものもあるとか。
「春こがね」を親にもつ「べにはるか」とは姉妹のような関係ということになりますね!
推したいのは味だけではない!
「芸術作品のような美しさ」
名前の通り、絹のような舌ざわりと言われるのですが、その分、見た目も緻密で美しい♡
繊維が少なく、すでに裏ごしされたような質感はピカイチで、
360°回しても非の打ち所がないツヤすべ肌♡
また、大きくなりすぎないため、形も整っていることが多く、
皮まで光沢がある1本と出会ったときには隅々まで鑑賞してしまいます(笑)
さすが、貴婦人「シルクスイート」、お肌のお手入れも行き届いていますね。
よくある芋談義はこれで解決?
あなたは、「べにはるか」派?それとも「シルクスイート」派?
さつまいもねっとり界を代表する二大ヒロインに関して、よくこのようなことを聞かれます。
非常に悩ましい。みなさんも、いきなり聞かれても難しいかもしれません。
そこで、両者の特徴をまとめてみました。
左:べにはるか 右:シルクスイート
甘さ | 食感 | 水分量 | 繊維量 | |
べにはるか | 超甘 | ねっとり | 普通 | 多い |
シルクスイート | 甘 | しっとり | 多い | 少ない |
なるほど、こうみると意外と違いがありますね!
ただ、それぞれの良さが分かると更に悩ましくなりました。
結論、どっちも好きじゃ、ダメなのかな?(笑)
余談ですが、2023年に開催された夏のさつまいも博で、ステージイベントの「利き干し芋選手権」に参加しました。目隠しをして食べた干し芋の品種を当てるのですが、見事に敗退。
間違えたのは「シルクスイート」でした。水分量の多さが特長ですが、干し芋になると甘みが「べにはるか」を超える?と感じるくらい濃厚だったんです!これは、新たな発見!!
惨敗したはずなのに、シルクスイートの裏の顔を見られてちょっぴり嬉しい経験でした。
私はプリンで愛でたい
繊維が少ない上質ななめらかさを持つ「シルクスイート」。
食感が活かされたスイーツが好きです♡
特にプリンは、卵や牛乳など原料とよくなじみ、シルクスイートのじんわりとした甘みが均一に広がりました。卵と合わさった舌にまとわりつくようなしっとり感は、一度目を閉じてじっくり味わいたいほどの美味。
スイーツになっても、シルクスイートのおしとやかな性格が感じ取れるのは、もうリスペクトしかありません。
まとめ
お上品な貴婦人のような「シルクスイート」。
早掘りのものは、ホックリ食感なのに艶やかなしっとりさを醸し出し、
熟成すると、内に秘めた甘みがじんわり広がってきます♪
主張しすぎずにしっかりと役割を果たす、まさに貴婦人の立ち回り!勉強になります!
そんなお上品な貴婦人「シルクスイート」、かごしまぐるりでも販売中♪
ぜひご覧ください♪
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ライター:かごしまぐるり さつまいも部長🍠 鳥越佳那