95%が水分と言われ、低カロリーな「トウガン」
とてもみずみずしくあっさりした味が特徴です。
今回は、さっぱりしていてこれからの暑い季節にピッタリな「トウガン」についてご紹介いたします。
冬じゃない!?実は夏が旬
「冬」の「瓜」と書く「トウガン」
漢字から冬が旬と思われがちですが、実は夏が旬の野菜です。
「トウガン」は保存性が高く、夏に収穫したものをそのまま切らず日の当たらない所に置いておくと
冬まで保存がきくことから名付けられたと言われています。
これは皮が丈夫なうえ、水分が抜けにくいことが影響しています。
また、熟したトウガンの表面に付く白い粉を雪に見立てて名付けた
という説もあります。
鹿児島を代表する野菜のひとつ
「トウガン」はインドや熱帯アジア原産の野菜であるため、
温暖な気候の鹿児島県は生育環境として恵まれており、主に指宿市などで栽培が行われています。
鹿児島弁で「つが」と呼ばれており、
夏場の大根の代わりとして、豚汁の具にすることもあるそう!
美味しいトウガンの見分け方
新鮮で美味しいトウガンを選ぶコツは以下の3つです。
■ずっしり重みがあるもの
同じような大きさのトウガン同士を比較し、より重いものを選びましょう。
■皮の表面に白い粉をふいているもの
白い粉は、トウガンが完熟していることを表すサインです。
(品種によっては白い粉をふかないものもあります)
また、うぶ毛が生えている場合はまだ熟していないサインです。
■カットされている場合 果肉が白くて、みずみずしいもの
切り口から徐々に傷みが進行するので、切り口が白くみずみずしいものは新鮮な証です。
また、種がしっかりと詰まっているものを選ぶと良いでしょう。
冷たくてさっぱり♪トウガンの冷やし鉢
【トウガンとエビの冷やし鉢の作り方】
[材料]
・トウガン 200g
・剥きエビ 6尾
・オクラ 2〜3本
・片栗粉 大さじ1/2
・水 大さじ1/2
・だし汁 350ml
・みりん 大さじ1
・淡口醤油 大さじ1
[準備]
・トウガンの種とワタを取り一口大に切ります。
皮を剥いて面取りし、格子状に浅く切り目を入れます。
・オクラは板ずりし、熱湯で1分茹でザルにあげます。粗熱が取れたら2mm幅に切ります。
・剥きエビは背ワタを取り、洗って水分を拭きます。
❶鍋にだし汁を入れ、トウガンを加えて中火にかけます。
アルミホイルで落とし蓋をし、煮立ったら弱火にして、みりん、淡口醤油を加え、5分ほど煮ます。
❷むきエビに片栗粉をまぶし、①に入れます。
❸オクラも①に加え、むきエビに火が通るまで煮ます。
❹煮汁の粗熱が取れたらボウルに移し、冬瓜を戻し冷蔵庫で冷やします。
トウガンは面取りをすると煮くずれしにくく、見た目も綺麗に仕上がります。
ひんやり冷たくても美味しい煮物は、冷蔵庫の作り置きに便利な逸品です♪
この機会に是非試してみてくださいね!
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