皆さんは奄美で有名な「ミキ」という飲み物があるのをご存知ですか？
「ミキ」とは、米とさつまいも、砂糖（白糖）を発酵させて作った飲み物のことを言います。
今回は、そんな奄美の伝統飲料「ミキ」についてご紹介いたします。
「ミキ」ってどんな味…？
奄美のスーパーでは1年中売っているほど、奄美定番のソウルドリンク「ミキ」
ですが島外の人なら鹿児島県民の方でも“見たことがない！”という方が多いのではないでしょうか？
（鹿児島市出身のかごしまぐるりスタッフもミキをスーパーで見たことがありません💦）
見た目は白く濁りドロっとしており、お米の食感が残っているのが特徴です。
分かりやすく例えると「アルコールの無い甘酒」みたいな感じです♪
また、米でできたヨーグルトというようなさっぱりな味ですが、
さつまいもが入っているためほんのり甘さも感じられるのも特徴です。
栄養価が高く、消化に良いため、
体調が優れない時、夏バテした時の栄養補給にピッタリです！
作っているお店や家庭で、粒の粗さや甘さや粘度に違いがあるので、
お気に入りの「ミキ」を探してみるのもいいですね！
使用画像：「うちの郷土料理」(農林水産省) (https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/miki_kagoshima.html)を加工して作成
元は「口噛み酒」！？昔から伝わる伝統飲料
「ミキ」は、江戸時代以前から伝わる奄美大島の伝統的な飲料で、漢字で書くと「神酒」と書きます。
ミキは、琉球王国時代に祭事の際に神に捧げるために米や麦を発酵させて造った
「口噛み酒（くちかみざけ）」が原型です。
口噛み酒とは口で噛んだ米を吐き出し、お酒を醸す方法です。
唾液中のアミラーゼという酵素の働きで原料のデンプンが糖に分解されます。
それを溜めておくと、自然界に存在する酵母が糖を発酵してアルコールを発生させます。
2016年に大ヒットした「君の名は。」に登場し話題になりましたよね。
「ミキ」の美味しい飲み方
「ミキ」は、冷蔵庫で冷やして飲むのが王道の飲み方です。
ですが、様々な飲料で割って飲んでも美味しく頂けます。
・牛乳割り
・豆乳割り
・ソーダ割り
・カクテル割り
・焼酎割り
・ウォッカ割り etc..
同じく産地が奄美で有名な「パッションフルーツ」を割って飲むのもおすすめです♪
パッションフルーツの酸味がミキのトロッとした甘さを程よく中和させてくれます。
↓かごしまぐるりでは「パッションフルーツ」も販売中！
《商品紹介》ミキ×フルーツの意外な組み合わせ！？
かごしまぐるりでは、さまざまな鹿児島県の郷土料理の商品を取り揃えております。
もちろん！今回紹介した「ミキ」を使った商品もあります！
今回は、スタッフおすすめの「発酵MOON 5個セット」をご紹介！！
2022年にかごしまの新特産品コンクールで入選しました✨✨
プレーン／モリンガ／ドラゴンフルーツ／パッションフルーツ／ローゼル の5種類が入っています。
カラフルで見た目も可愛く、乳酸菌がたくさん含まれており、ノンアルコールなので
お子さんのおやつにピッタリな逸品です！
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