鶏飯は鶏ガラのスープをかけて食べる、奄美地域を代表する郷土料理です!
今回は、鶏飯の歴史や魅力をご紹介します!
鶏飯の特徴

ご飯に具材を彩りよく盛り付け、鶏がらのスープをかけて食べます!
鶏肉を使用した”だし汁”は、しいたけなども加えてじっくりと煮込んで作ります。
ご飯に載せる具材としては、鶏肉、細切りのしいたけ、
錦糸卵、みじん切りにしたミカンの皮、さつま漬けなど盛りだくさんです!
鶏ガラから抽出されたスープは、コラーゲンの旨味と相まって、
非常にコクがある仕上がりになります。
家庭で手軽に作る場合は、鶏ガラスープの素を使うことで簡単にできます!
鶏飯の歴史

奄美群島が薩摩藩の支配下にあった時代、鹿児島本土から訪れる役人たちを
もてなす為に作られたのが鶏飯の始まりだと言われています。
当時、鶏は非常に貴重な食材であり、
鶏肉を余すことなく使用して作られた「鶏飯」で振る舞っていました。
また、この時期にはまだスープをかける習慣はなく、
鶏の炊き込みご飯風にして食べられていました。
昭和時代に入ると、鶏ガラのスープをかけて食べるアレンジが広まり、
現在ではそれが一般的な食べ方となっています。
どこでも食べられる伝統料理
家庭での調理だけでなく、奄美地域を中心に鹿児島本土にも多くの専門店が存在し、
それぞれのお店が独自の具材やスープの作り方で個性を発揮しています。
鹿児島県内では、学校給食のメニューとしても非常に人気があります。
さらに、冷凍やパウチ状態での具材やスープ、フリーズドライ商品なども製品化され、
お土産としても親しまれています!

鹿児島の風土と歴史が息づく郷土料理、鶏飯。
この深い味わいとシンプルながらも魅力的な料理に惹かれる人々が後を絶ちません。
鹿児島を訪れる際には、ぜひ一度味わってみてください!
かごしまぐるりでは鹿児島が誇る旬の食材や、加工品
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ぜひ一度お立ち寄りください♪