鹿児島の特産品でもある柑橘「たんかん」とは、
見た目は鮮やかなオレンジ色で、果肉はやわらかくジューシー。
甘さと酸味が絶妙に調和し、爽やかな味わいが口いっぱいに広がります。

タンカンは、
ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種「タンゴール」の一種と言われており、果実の大きさは平均150g前後。
みかんよりやや大きめが多く、外皮は3~4㎜と硬く厚みがあってゴツゴツしています。
タンカンは南国で栽培され、本土にはあまり出回ることのない希少な柑橘類の一種と言われています。
タンカンの名産地・鹿児島県
柑橘類といえば和歌山県や愛媛県の印象が強いですが、中でもタンカンは鹿児島県が生産量日本一位!
全国生産量1位 タンカン(約80%)

「タンカン」は、中国が原産地で台湾を経て鹿児島県に導入されたといわれています。
南国だけで栽培されるので、本土にはあまり出回ることのない希少な柑橘類の一種です。
タンカン作りは
寒暖の差があって水はけが良い地に適しており、鹿児島県の特産品の1つでもあります。
沖縄のタンカンが有名で「南国のみかん」として親しまれるようになりましたが、
実は鹿児島の方が主な産地なんです!
特に種子島や屋久島、奄美や徳之島などの離島で生産されており、全国の収穫量の約8割を占めています。
タンカンどんな味?
「タンカン」は糖度・酸味・果汁の三拍子が揃ったフルーツ。
スイートオレンジの持つ甘さとポンカンの爽やかさを併せ持っています。
オレンジに似た芳醇な香りと、一口食べるとあふれ出るジューシーな果汁が南国を感じさせてくれます。
果肉はやわらかくも一粒一粒がしっかりしており、甘いだけのみかんより少し酸味があるため、サッパリした柑橘果実が好きな方にはぜひオススメしたい果物です。
タンカン旬の時期は?
タンカンの収穫時期は産地のその年の気候にもより、各地で多少違いがありますが、2月中旬~3月中旬頃にかけて一番おいしくなります!

タンカン原産地や由来は?
タンカンは亜熱帯性に適した柑橘類で、中国の広東(カントン)省が原産地とされています。
日本では1900年前後、中国から南西諸島に移植されたのを機に栽培が始まったそうです。
当時、行商人が
タンカンを「短い桶(おけ)」に入れて売り歩いていたため「短桶(タンカン)」と呼ばれるようになったと言われています。
また、中国語の「桶柑」や「短柑」の文字を充てることも多いようです。

タンカン栄養は?
200gのタンカン1個だと、みかんの約2倍のビタミンC約100㎎が含まれています。
糖度は11%以上と高く、少ない酸味とさわやかな甘味のバランスが絶妙です。
たんかんには,糖分,クエン酸,ビタミンC等のほか,β-クリプトキサンチンを含みます。
ノビチレンが多く含まれることも明らかにされてきました。
タンカン美味しい食べ方は?
皮が厚いので、食べるときはナイフで皮に切り込みを入れて皮を剥いたり、最初から何等分かに切ったりすると食べやすいです。
果肉周りの白いスジのような「じょうのう膜」という部分はとても薄いので、果肉と一緒に食べられます。
タンカンは果汁が多いため、冷やして食べると果肉入りのジュースのようで美味しいです。
タンカンを使った加工品はたくさんあり、お菓子はゼリーやケーキ、クッキーもあります。

ジュースやジャムなどのタンカンを濃縮した加工品も人気で、お土産としても好評です。
特にタンカンジュースは炭酸で割るもよし、お酒で割るもよし、さらにホットオレンジのように温めてもいただけるので万能に楽しめます!

たんかんの選び方(見分け方)
皮が濃いオレンジ色でみずみずしさがあり、持ったときに重く感じるものがよいでしょう。
タンカンは他の柑橘類よりシミや傷が付きやすく、皮にすり傷がついていることがありますが、味にはあまり影響ありません。
皮はかたいものよりはやわらかいほうがおすすめです。

くぼみがあったり大小さまざまであったり、形は違っても果実のおいしさに違いはありませんのでご安心下さい。
たんかんの保存方法
暖房や直射日光を避けて、冷暗所で保存します。
冷蔵庫の野菜室に入れる場合は、乾燥しないようポリ袋などに入れておきましょう。
1週間を目安にして、なるべく早く食味がよいうちに食べきるようにしてください。
おわりに
バツグンの糖度とジューシーな果汁、ほどよい酸味が揃っている上に美容に良いビタミンも豊富だなんて、タンカンは理想の柑橘だと思いませんか?
これから旬を迎えるタンカン。
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