“貯蔵すると甘くなる”の常識が変わるかも!?
掘りたてでも甘い!スイーツ系さつまいもの新顔「あまはづき」に迫ります!
あまはづきとは?
2021年に発表された新品種。
収穫直後から糖度が極めて高く、すでに完成されたようなねっとり広がる甘みが特徴です。
一般的なサツマイモの収穫最盛期よりも早い8月(葉月)に収穫できることから、
「あまはづき」と付けられました。
推したいのはスピーディーな甘み!
収穫直後から、甘さと食感の高パフォーマンスがすごい!
一般的なさつまいもは、収穫した後一定期間貯蔵することで、でんぷんが糖へと変わり
じわじわと糖度が上がっていくものです。
しかし、「あまはづき」は真逆というから驚き!
収穫期の8月・9月にはすでに完成された豊かな甘みが感じられ、
食卓に一足早い幸せを届けてくれるのです。
熟成べにはるかの深く強い甘みとは違い、蜜よりも芋自体が甘い!という印象。
そのため、どこかふんわりした穏やかさも感じ、自然体でMAXの甘みを発揮するという
とんでもない才能と出会ってしまいました。
こっくりとしたどこまでも深い黄金色と、表面をまとう艶やかな蜜。
個性も見た目も光る新キャラクターは、常識を覆す令和世代の代表格!?
収穫直後から甘い理由
でも、なぜ寝かせなくても甘いのか・・・。キーワードは「低温糊化性でん粉」!
難しい単語で頭が「???」状態ですが、
簡単にいうと、加熱する際、通常のさつまいもと比べてより低い温度からでん粉が糖に変わっていくとのこと。同じ加熱調理時間でも、糖の量が多くなるため、より甘~く仕上がるのだそうです!
「低温糊化性でん粉」
つまり、「あまはづき」の甘さは“温度とでん粉と糖”が関係しているということですね。
主な産地
関東地方を中心に栽培されていますが、鹿児島でも生産されています。
これからじわじわと人気を上げてくると予想される品種のため、
今後の地域ブランドとしての期待も高まります。
焼き芋ペーストで愛でたい
「あまはずき」は、甘い焼き芋をひと足早く食卓に届けられるよう開発された品種といわれているため、焼き芋にするのがおすすめです♪
繊維が少なく、しっかりとのった甘みは、まるで加工された芋ペーストのよう!と感じ、
思い切って焼き芋をフォークで潰してみると、本当にペーストになりました!
このペーストを使ったスイートポテトをご紹介します。
・材料は芋とクリームチーズのみ。
①焼き芋をフォークで潰し、クリームチーズを混ぜます。
②焼き芋の輪切りに乗せればスイートポテトの完成です♪あっという間(笑)
お好みで焼き芋の下にクッキーを敷いてみてください。
お砂糖を使っていないなんて嘘でしょ!と思うほど、華やかな甘みが
さつまいもらしく、じんわりと広がります。後に残るクリームチーズの酸味が、
まるで丁寧に作ったスイーツの雰囲気を醸し出してくれて上機嫌にフィニッシュ♪
下にクッキーを敷くとバター風味とサクサク食感もプラスされて、感動級のおいしさに。
はやくお客さんを招いて芋パーティーをしたくなるほどの一品です!
あまはづきの素早い甘みのおかげで、秋の食卓も豊かになりそう♡
まとめ
収穫直後から大活躍の「あまはずき」。その分、貯蔵には向いていないそうなのですが、
寝かせる必要はありませんね!すぐ食べてしまうほどのおいしさなので安心してください♪
産地直送や芋掘りイベントなど“掘りたて”を賞味することで、さつまいもの楽しみ方がぐっと広がりそうです!
そんな「あまはづき」、かごしまぐるりでも販売中♪
ぜひご覧ください♪
鹿児島のさつまいも特集ページはこちら🍠
ライター:かごしまぐるり さつまいも部長🍠 鳥越佳那