春の新芽を摘んで作られる、きわめて細かく、香り高い【新茶】
新茶は、その年に初めて作られるお茶であり、一年の中でも味わいが最も鮮やかで豊かな、お茶好きにとっては楽しみな季節の一つです。
新茶とは?
その年の最初に生育した新芽を摘み取ってつくったお茶のことを「新茶」といいます。
温暖な地域から摘み取りが始まり、桜前線と同じように徐々に北上していきます。
「新茶」と「一番茶」は基本的に同じお茶のことで呼び方が異なるだけです。
初がつおという言葉があるように初物は特別に珍重されます。
「新茶を飲めば一年間、健康に暮らせる」などとも言われます。
鹿児島県では4月10日ごろから、静岡・京都・三重は4月下旬、奈良や滋賀は5月上旬ごろが新茶のシーズンインなんだそう。
温暖な気候に恵まれた鹿児島では日本で最も早くお茶の収穫が始まります。
かごしま茶の主な品種
南北に長い地形を生かし、一般的な「やぶきた」や「ゆたかみどり」「さえみどり」など多数の品種が栽培されています。
複数の品種の茶葉をブレンドし、香りや味に深みを出すことができるのも鹿児島のお茶ならではです。
■ゆたかみどり
鹿児島県の早世品種の中で、最も栽培面積が多く、温暖地帯に適した品種です。摘採前に被覆し、深蒸しで製造することで、濃厚な旨味とコクのある味になります。
■さえみどり
早世品種で済んだ青味の水色が特徴。旨味成分のアミノ酸含量が多く、カテキン含量が少ないので甘く感じられます。
■あさつゆ
摘採前に被覆し、深蒸しで製造することにより、濃厚な水色と旨みが得られます。また、天然玉露とも言われています。
■あさのか
鹿児島県で育成された品種で旨味成分のアミノ酸、渋味成分のカテキン共に多く、甘味、渋味ともに強く個性的な品種です。
(参考)ほっとひといきお茶一杯(公益社団法人日本茶業中央会)
特徴を知ってから飲むとより味わいをお楽しみいただけるのではないでしょうか。
鹿児島の新茶

鹿児島県は、南国気候のため年間を通して温暖な気候で、茶畑の周辺が海に面しているため、海洋性気候の影響を受けています。
そのため、鹿児島県の新茶の特徴は、比較的渋みが少なく、甘みや香りが豊かで、爽やかな味わいがあることが挙げられます。
柔らかい新茶は、料理にもおすすめ!
新茶の茶葉を使った料理としては、以下のようなものがあります。
– 茶わん蒸し:蒸した卵に新茶の茶葉を散らして蒸し、独特の香りを楽しむ料理です。
– 茶漬け:ご飯の上に新茶の茶葉を散らして、出汁や醤油をかけた料理です。茶葉の風味がご飯にうまく合わさります。
– 焼き茶の塩漬け:新茶の茶葉を塩漬けして、乾燥させたものを使った料理です。塩分と茶葉の風味がいいアクセントとなります。
– 茶葉を使ったスイーツ:新茶の風味を生かした、茶葉を使用したスイーツがあります。抹茶アイスクリームや抹茶プリン、抹茶チーズケーキなど、さまざまなバリエーションがあります。
スタッフも新茶を楽しみました!!!
スタッフも先週、母と新茶を買いに天文館のお茶屋産さんにいきました🍵
とても暑い日だったため、抹茶アイスも購入!抹茶の独特の苦味や渋みが、甘いアイスクリームとの相性抜群で、食べると口の中に広がる風味や香りがとても爽やかで美味しいかったです。
皆さんも是非、美味しい新茶を飲んで、春から夏にかけての爽やかな季節のおとずれを実感してください〜♪🌸🌿
日本茶専門店のご紹介
鹿児島市の繁華街、天文館のテンパーク通りにある『TEA WAVE』さん。
鹿児島の厳選したお茶を使用した日本茶専門店。
2023年11月にオープンし、鹿児島県産のスイーツやドリンクが楽しめます。
「鹿児島茶ブランドを知ってもらいたい」と考えたのが開業のきっかけなんだそうです。
メニューは抹茶ラテやほうじ茶ラテなどのアレンジメニューやさえみどりやあさつゆなども。
そして、お茶を焼酎で割ったアルコールメニューやスイーツメニューもずらり。
抹茶バスクチーズケーキと抹茶ラテを注文しました🍵✨

甘すぎず、お茶とチーズの濃厚な味わいで美味しかったです😊
営業時間は12:00~22:00と夜もお楽しみいただけます🍵
幅広い世代に鹿児島茶の美味しさを知ってもらえると嬉しいですね。
TEA WAVEさんのInstagramはこちら
新茶はこちら!
かごしまぐるりでも2024年の新茶が続々と販売開始しています。
爽やかな味わいをお楽しみください🍵✨
かごしまぐるりでは鹿児島が誇る旬の食材や、加工品
工芸品から観葉植物など様々なものを取り揃えております!
ぜひ一度お立ち寄りください♪