鹿児島県の北西に位置する薩摩川内市(さつませんだい)。
自然豊かな約9万人が暮らすこの町の郷土銘菓が「さつませんだい名物 ちんこ団子」。

そのネーミングが度々ネット上でも話題になっています。
気になる名前の由来
薩摩川内市周辺では、しょうゆを塗った焼き団子の事を昔から「ちんこ団子」と呼んでいます。

明治時代など昔から地元で親しまれてきた郷土菓子であるためはっきりとした由来はわかりません。
しかし、予想される3つの説を今回はご紹介します。
鹿児島弁から来ている?
薩摩川内の方言で
小さい → ちんこいといいます。
・小さい+団子
→ちんこい+だんご
→ちんこだんご
原材料から来ている?
ちんこ団子は「上新粉(じょうしんこ)」といううるち米を加工した粉を使って作られています。
柏餅やういろう、お団子によく使われる粉です。
・上新粉+団子
→じょうしんこ+だんご
→(じょう)しんこ+だんご
→ちんこ+だんご
その粉を使っているお団子だから「ちんこ団子」になった、という説。
「しんこ」が「ちんこ」に?
薩摩川内市以外の鹿児島県では、しょうゆを塗った焼き団子を「しんこ団子」と呼んでいます。
「しんこだんご」は鹿児島県日吉にある深固院のお坊さんが飢餓で苦しむ民のためにつくったことが始まりと言われています。
この「しんこ団子」の由来は新米の粉を使って作ったお団子であることが由来だと言われています。
「しんこ団子」が薩摩川内市では呼び方が変化し「ちんこ団子」になったのではないか、という説。
どんな味?
「さつませんだい名物 ちんこ団子」は、1袋に4本の串にささった団子が入っており、後からかけるように付属のタレもついています。
小さい頃におばあちゃんが作ってくれたような焦げたしょうゆの香りがします。
もちもちのお団子にしょうゆを塗って繰り返し焼いた、懐かしの味わいです。
自宅で食べる際は、開封後は袋のまま電子レンジに入れて「ポンッ」と音がするまで温めます。

音がすればあたため完了。
皿に移して、別添の醤油だれをかけて食べることができます。
このおみやげの嬉しいポイントは、常温で180日間保存できるところですね。
パッケージの可愛い犬は誰?
薩摩川内のゆるキャラ『西郷つん』です。

鹿児島の偉人「西郷隆盛」の飼い犬だったと言われている「つん」が由来です。
東京の上野駅近くなどにある西郷隆盛の銅像は犬を連れているのですが、あの犬が「つん」。
その「つん」の出身が薩摩川内であることから町のゆるキャラとして親しまれています。
忘年会やゴルフコンペなど宴会の景品でも人気。
ネーミングも相まってお土産としてだけではなく、忘年会やゴルフコンペなど宴会の景品でも人気です。
おわりに
笑いを狙って作られたわけではないお団子が、色々な場所で笑顔を生み出しています。
味はモチロン美味しいので、ぜひ一度お試しあれ。
ちなみにココで買えますので是非に。