【タネログ】~種子島のご当地ヒーロー・離島閃隊タネガシマン誕生秘話~

かごしまの観光

こんにちは。種子島中央高校ミライデザイン科です。
「かごしまぐるり」のブログで、私たち高校生の目線から、観光スポットやレジャー、グルメなど、種子島の魅力を紹介していく連載企画「タネログ~高校生がつづる島の魅力~」

第7回目は種子島のご当地ヒーロー離島閃隊タネガシマン誕生秘話!

「離島閃隊タネガシマン」とは

私の住む種子島には、離島閃隊タネガシマンというご当地ヒーローがいます。

離島閃隊タネガシマンは、鹿児島県・種子島の魅力を広めるために誕生した、
地元発のオリジナルヒーロー型マスコットキャラクターです。

1999年 正式な活動を開始し、地域の青年団を中心に、子どもたちに夢や希望、
そして地元愛を届ける存在として成長してきました。

1996年 青年団員の1人が「種子島のオリジナルヒーローを作り出そう」と提案を出しました。

青年団員の中には、音響・美術・造形制作・演技など、それぞれが得意な分野を持つ人たちがいて、
その活躍の場を求めていました。

1997年 たまたま出会った種子島石油の社長さんから「従兄弟が爆煙仮面カゴシマンを作っている」という情報を得て、すぐに鹿児島市へ行き、爆煙仮面カゴシマンからヒーローマスクの作り方を学びました。

1998年 種子島のオリジナルヒーローの名称を「離島戦隊タネガシマン」とし、西之表市・中種子町・南種子町のそれぞれに地域から生まれたヒーローを設定。

世界観や物語、マスク造形、スーツ制作などが始まりました。

1999年 「離島戦隊タネガシマン」誕生。

今回はそんなタネガシマンの誕生について、制作者である種子島アクションクラブの代表・高磯勝俊さんにインタビューをさせていただきました。

タネガシマン誕生のきっかけと活動のはじまり

「タネガシマンの活動が始まったのは1999年。
きっかけは、地元の青年団が「子どもたちのために何か楽しいことを」と思い立ち、
演技が得意な人や、ものづくりが好きなメンバーたちが集まって、
キャラクターを使った地域活動を始めたことでした。

当時、種子島の岩岡校区ではすでに造形物などのかたちでキャラクターが生まれていました。
イラスト自体は以前からあったものの、キャラクターとして本格的に動き出したのは、
青年団が実行委員会として組織的に活動を始めたことが大きな転機でした。」

キャラクター誕生の背景と意味

タネガシマンは、種子島の一市二町(西之表市・中種子町・南種子町)を
ひとつにしたいという思いから誕生しました。
3人のキャラクターを一つにまとめて「タネガシマン」と名付け、
「種子島を愛する3つの光」として地域のシンボルとなっています。

特産品をベースにしたデザインや、ご当地の方言を取り入れたキャラクター性もユニークで、
地元に根ざした活動をしています。
もともとは「カゴシマン」などのネーミング案もありましたが、
地元・中種子を含めた「種子島」をPRすることが目的となり、現在の形に落ち着きました。

地元への想いと変わる時代

活動当初は、地元新聞に取り上げられたときに、一部では冷たい反応もありました。
「カッパみたい」と言われることもあったそうです。

しかし、時代の変化とともに地方の魅力が見直されるようになり、
「地元を誇るキャラクター」として認められるようになってきました。

「種子島をもっと知ってもらいたい」「中種子町を広めたい」という強い想いのもと、
26年の歳月をかけて育てられてきたタネガシマン。
テレビのバラエティ番組に出演したことをきっかけに、全国的にも注目される存在となりました。

感想

種子島の人たちの熱い想いとアイデアが詰まったタネガシマン。
これからも島の子どもたちに夢と希望を届ける存在として、
その魅力が全国に広がっていけばいいなと思いました。

種子島中央高校ミライデザイン科のご紹介!

ミライデザイン科は、令和6年に開設した新学科で、デザイン思考とデジタル技術を両輪に、地域と未来をつなぐデジタル人材を目指して、日々チャレンジしています。

デザイン思考…人に共感し、本質的な課題を見つけ、創造的に解決する方法です。

デジタル技術…AIやVRなどの先端技術を実践的に学び、地域や社会の課題を解決できる力を持った人材を育てます。

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