どうも、「かごしまぐるり」営業・広報の森です。
2024年1月7日、サウナ好きの友人に以前から勧められていた「天然温泉ぬくもりの湯」に宿泊しました。
鹿児島市から車で1時間半。
立ち寄りだけでなくビジネスタイプの部屋で宿泊もできる温泉施設です。
広々とした大浴場は、肩までゆったり浸かれる「深層風呂」、
ジェットでプカプカ浮かべる「浮き風呂＆うつぶせ風呂」、
電気風呂、椅子付きの「リラックス風呂」、「露天風呂」など多様な温泉が出迎えてくれます。
何といっても「サウナ」と「水風呂」がたまりません。
木目調の3段になっている広々サウナは女性がオートロウリュ、
男性は曜日によって熱波師（アウフギーサー）によるアウフグースを受けられます。
水風呂は「明神の滝」と名付けられているそうで、毎分400ℓと圧倒的な水量です。
水風呂の壁際に2つの蛇口？が設置され、そこからすごい勢いで滝のように冷たい水が流れてきます。
深さも十分。
偶然ご一緒したお姉さま方も、サウナ上がりに頭から滝のように冷たい水を浴びて至福の表情をなさっていました。
外にはリクライニングチェアで外気浴を楽しめる「整い」スペースもあります。
私は3回ほど 温泉→サウナ→水風呂→外気浴 を繰り返し、満足してお風呂から上がりました。
ドライヤーは満足した風量を提供してくれるサロニア、シャンプーとボディソープの貸し出しもあり、
お風呂から上がった受付付近のくつろぎスペースには
ジョッキのオロポ（オロナミンCとポカリスエットを混ぜた飲み物）、
セブンティーンアイス、瓶の牛乳の販売もありました。
更にゆっくりと座って漫画を読めるスポットもあって、
至れり尽くせりとはこういうことなんだな～と満足げな表情を浮かべながら
くつろぎスペースでオロポを飲み一緒に来ていた夫を待っていました。
そこで合流したのは興奮した表情の夫。
ほどなくして男湯から出てきた男性に羨望のまなざしを込めて声をかけていました。
「こんな体験は初めてです！ありがとうございました！」
と、夫。
どうやらその日はアウフギーサーによる、
サウナ内にてタオルで熱い空気を仰いでもらえる「アウフグース」の日だったようで、
声をかけた彼こそがアウフギーサーの方だったようです。
鳥羽ヨーヘイさん。
どうも話によると、その日のアウフグースは特別な「鳥羽復活祭の再演」というイベントだったようで……
男湯ではアウフグースの時間に合わせてサウナに入ると部屋が暗くなったそうです。
そこに現れたのが鳥羽ヨーヘイさん。
挨拶の後に、福岡から来たというお客さんを紹介して拍手を求められたそうです。
そして突然曲がかかる。
流れたのは鳥羽一郎の「兄弟船」。
日本舞踊が如きしなやかなタオルさばきに、気が付けば赤いブーメランパンツ姿になっていた鳥羽さん。
その後も全2曲を舞い踊り、
最後はタオルを大きなドライヤーのような機械「ブロワー」に持ち替え、
名実ともにサウナ内を熱気立たせていたそうです。
夫は「整う」以上の満足感を得て風呂場から帰ってきました。
私が見たところ、寡黙な職人のような雰囲気の鳥羽さん。
情熱的なサービス精神のもとに舞い踊る姿は正直想像できませんでした。
そんなムードをまとった鳥羽さんだからこそ、
その空間に生まれるギャップ・面白さ・エンタメ性はひとしおなんでしょうね。
後から調べてみますとどうも鳥羽さんはぬくもりの湯の代表なんだそう。
職場に曲に合わせて踊るように熱波を送る上司がいたら、
従業員のみなさんの働くモチベーションも爆上がりなこと間違いないですよね。
確かに従業員のみなさん接客が最高でした。
鳥羽さんのX（Twitter）を拝見したところ、
昨年目のご病気でしばらく熱波の仕事を休養していたようで、12月に復帰なさったそうです。
（ご復帰おめでとうございます）
その時の初回に行ったのが「鳥羽復活祭」
そして今回は療養中からお世話になったお客様が福岡から見えていたということで、
その時の再演をしてくださったそうです。
今疑問に感じているのは、
鳥羽さんはいつも曲に合わせてアウフグースをしているのでしょうか？
そしてサウナ初心者の自分にはわからないことなのですが、熱波師というのは曲に合わせて仰いでくださる方が多いのでしょうか？
鳥羽という名字が同じなことだけで、鳥羽一郎の曲で踊ってみようという原動力というのは湧いてくるものなのでしょうか？
謎がつのります。
ただ、そのサービス精神は眩しいほどに入浴客を楽しませ満足させてくれていることは間違いありません。
最後は外気浴をしているお客さんに一人ずつお礼を言いながらハラリとタオルで涼しい風を仰ぎに来てくれたそうです。
鳥羽さん曰く、県内には5人のアウフギーサー（熱波を送ってくれる方）がいるらしく、
熊本の「湯らっくす」というサウナ温泉施設でも同様のスタイルが見られるとおっしゃっていました。
話に聞くだけでも最高のエンタメを与えてくれる鳥羽さん。
そしてこんなにも充実した時間を与えてくれる「天然温泉ぬくもりの湯」。
入浴料が
大人 460円
小学生 150円
幼児（3才以上） 80円
とお財布にも優しい場所でした。（2024/01/17現在）
新しく広々とした施設にはパン屋、理髪店、食事処も併設されています。
帰りには
温泉近くにある、素晴らしい器のラインナップを誇る「吉村金物店」で器を購入し、
「GORILLA KITCHEN」のお洒落で食べ応えのあるハンバーガーを食べ、
本当に充実した出水での時間を過ごしました。
こんなに素晴らしい場所がある出水。正直住んでみたくなりました。
皆さんもぜひ、鳥羽さんに会いに行くことをオススメします。
今回は
【アウフギーサー「鳥羽ヨーヘイ」との出会い】出水市 サウナ 天然温泉ぬくもりの湯
というタイトルでお送りしました。
