漁船が帰港する時に大漁を知らせるために掲げられた旗のことを「大漁旗」といいます。
現在では、お祝い事の象徴として漁村の正月に門松と共に大漁旗を掲げたり、出産、結婚式、退職、誕生日など人生の節目のお祝いで大漁旗を贈ったりします。
そんな大漁旗や五月の武者のぼりや法被などの商品づくりを鹿児島県いちき串木野市で
行っている1869(明治2)年創業の亀﨑染工さん。
先日、亀﨑染工さんの自社ブランドで印染の技法を使ったグッズを
企画から製作、販売されている『亀染屋 KAMESOMEYA』さんへ行ってきました！
築70年の古民家をリノベーションして、染色作業場も見学できるショップ兼ギャラリーとして
2023年5月にOPENされたそうです。
お邪魔した日はちょうどash DESIGN＆CRAFT FAIR2023の開催中で
美術作家の平川渚さんの大漁旗の端布を使った作品が展示されていました。
店内には2023かごしまの新特産品コンクールで鹿児島県知事賞を受賞されたkagerow（カゲロウ）も展示されていました✨
店内にはバッグや名刺入れ、手拭いなど様々なグッズの販売や受注生産の商品の掲載などがされていました。
そして、普段、職人の方が作業をされている染場を見学させていただきました。
こちらでは旗・暖簾（のれん）・幟（のぼり）・タオルなどご注文いただいたあらゆるものを最新の技術で染めていらっしゃるそうです。
いよいよ、本題の！
今回お邪魔させていただいたのはトートバッグを染める『型染め体験』に参加するためです！
型染とは
一般的には、型紙を用いて、織り上げた布や和紙、板などに防染糊を置き、顔料や染料などで色染めをする方法を指すそうです。
人生初の染体験、、！ドキドキ、、！
まずは型選び！
そして色を選びます！
いざ！染めるぞー！
染料を筆につけてポンポンしながら染めていきます。
複数の色を使用する場合は薄い色から染めていくのがコツなんだそうです！
わーきゃー言いながら私たちが一番最後まで染めていました。。
スタッフの方は優しく丁寧にアドバイスくださって、とても感謝です、、！！
ミニ大漁旗の染体験の予約も受付されていました！
手拭い生地のミニ大漁旗を実際に職人の方も使用されている刷毛（ハケ）で染めるんだそうです。
絵の具の筆とは違っていて、使い方にもコツがあるそうですが、スタッフの方が丁寧にご説明くださるそうなので安心ですね！
お子様から大人まで年齢問わず大人気で、お子さんを見守っていた親御さんの方が熱中されることも！
気になった方はぜひ詳細をご覧ください(^^♪
染体験についての詳細はこちら▼▼
https://kamesomeya.net/news/6528e5c41685c908035c915
最後に。。
以前、亀﨑染工 五代目社長の亀﨑昌大さんがインタビューでお答えになられていた記事が印象的でしたのでご紹介。
私たちの仕事は、贈り物を贈る方たちの代わりにその想いを形にしていくことなんですね。
「贈る方が、贈られる方への想いを込められる「器」を造っているんだ」と思うんです。手染めという伝統的な技術使って、人の手が作り出すものの魅力を皆さんに知ってもらいたい。
参考サイト
とても素敵なお言葉。
お世話になった方や大切な方のお祝いの場面に言葉だけでは伝えきれない想いを込めて贈れたらとても素敵ですね。
お祝いの場面に伝統技術が華やかさを添える。
贈られた人から人への笑顔とともに素晴らしい職人技術が広がっていきますように。
かごしまぐるりで販売している贈り物に人気の亀﨑染工さんのチャーム✨
大漁旗のデザインに用いられる、鯛や亀などおめでたいモチーフが旗から飛び出し、小さなクッションになりました。
技法も大漁旗と同様、染職人により手染めで仕上げています。
最後にかごしまぐるりのご紹介(^^)
かごしまぐるりでは鹿児島が誇る旬の食材や、加工品
工芸品から観葉植物など様々なものを取り揃えております！
ぜひ一度お立ち寄りください♪
