日置市は、鹿児島県の中央部に位置しています。南九州西回り自動車道やJR鹿児島本線で隣接する鹿児島市と結ばれ、鹿児島市のベッドタウンとしても発展しています。
市の西部には、日本三大砂丘のひとつ、吹上浜があります。
吹上浜の長さ約47kmの砂丘は日本一の長さを誇り、
吹上浜一帯は、1953年に県立自然公園に指定されました。
毎年「吹上浜砂の祭典」が開催され、多くの観光客で賑わっています。

鹿児島三大行事の一つである妙円寺詣りは、日置市にある島津義弘を祀る徳重神社を詣でる江戸時代から続く行事です。毎年10月の第四週の土・日曜日に行事が行われています。
妙円寺詣りの起こりは、天下分け目の戦いとして知られる関ケ原の戦いにおいて、豊臣方として戦った島津勢は徳川方の反対側ではなく敵中を突破して奇跡的に生還しましたことから、鹿児島城下の武士たちは往時の苦難をしのび、いつからともなく妙円寺詣りとして参拝するようになったと言われています。
また、日置市は薩摩焼の歴史とも深い関わりがある地域で、現在でも美山と呼ばれる地区などに窯元が開かれ、焼物・陶器の街としても知られています。