沖永良部島

鹿児島県でありながら沖縄本島に近く、琉球文化の流れをくむ沖永良部島。沖永良部島は、鹿児島市から南へ552km、北緯27度線の上に浮かぶ周囲55.8km、面積93.8km2の隆起サンゴ礁の島です。年間平均気温22度という温暖な気候に恵まれ四季を通じて熱帯、亜熱帯の花々が咲き、エラブユリ、スプレーキクなどの栽培も盛んです。4月下旬には、約12万輪のえらぶゆりが咲き誇り、圧巻の光景は多くの人々を魅了します。東洋一の鍾乳洞・昇竜洞をはじめ200~300の大鍾乳洞群が見られ「花と鍾乳洞の島」の異名をとっています。大山水鏡洞は全長が約10.5kmで国内2番目の規模を誇る鍾乳洞とされます。また、明治維新のカリスマ西郷隆盛が島津久光公の怒りに触れて流罪となり、1年半を過ごして、「敬天愛人」の思想を確立した地として全国的に有名です。

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