物心ついてからずっとサッカーが生きがいでしたが、
これからは未来の世代に引き継げるような豊かな土地や自然を守り育てていくことが生きがいになっていくと思います。
元Jリーガーとしての経験は農業にも生きていると感じます。
厳しい練習の日々のおかげで、今の外での農作業も苦になりません。
プロの時代の知人から仕入れの相談が寄せられたり、
サポーターが集う飲食店に卸したりと、支えてくれた人々との繋がりは今も感じています。
また、現在力を入れている活動のひとつに「規格外野菜の活用」があります。
自分たちの畑で育てているオクラで言えば、
旬の時期には1日10kgほどの規格外が出ます。
味は通常商品と変わらないにもかかわらず、
サイズが大きかったり曲がっているため、現状これらは市場には出回っていません。
規格外野菜は近所の友人に配ることもありますが、日々大量に出てしまうため多くの生産者は規格外を捨ててしまっているのが現状です。
大切に育ててきた作物。
味は美味しいのにもったいない。
その現状を解決するために、
自分の畑の規格外野菜を集めることに加え、地域の仲間たちの畑で出た規格外野菜も集めています。
1軒1軒ひとりでまわって集め、知人の飲食店に卸したりしています。
この活動を通して
捨てられるはずだった規格外野菜の美味しさを皆さんにお届けし、
少しでも農家の仲間たちの収入として還元もしていけたらと思っています。
オクラはもちろん、指宿の野菜の美味しさを是非お楽しみください。