南九州ベジタベース
サツマイモの一大産地の鹿児島県の頴娃町でサツマイモや人参、お米などを育てています。一度召し上がっていただいたお客様からは、他の所の野菜は食べられなくなるというお声もいただいています!
鹿児島県 南九州市 頴娃町で家族4代 農家を営んでおります。
サツマイモの一大産地である頴娃町は、水はけのよい土壌と温暖な気候でサツマイモづくりに最適です。
その多くは大阪や愛知などの消費地へ出荷されます。
我々の農園ではサツマイモ(紅さつま、シルクスイート、紅はるか、すずほっくり)、にんじん、お茶、お米を育てています。
特に我が家で作った「紅はるか」という品種のさつまいもは、40日以上貯蔵して甘みを増やした熟成サツマイモの状態でも発送しています。
熟成させるとねっとりとした食感と濃厚な甘みが強くなり、蜜がでたりもするんですよ。
熱をしっかり加えると、甘さが増すので焼き芋にしても格別ですよ。
その他、スイートポテトなどのスイーツにもおすすめです。
【南九州ベジタベースのこだわり】
私たちの畑では有機物の入った堆肥を使用し、できるだけ肥料を入れず、土をフカフカな状態に保つよう工夫をしています。
一度召し上がっていただいたお客様からは、他の所の野菜は食べられなくなるというお声もいただいています。
ありがたい限りです。
我々はサツマイモも多く育てていますが、栽培には毎年試行錯誤を重ねています。
近年は茎に近い部分が腐敗する「さつまいも基腐病」にも頭を悩ませています。
年によっては、生産した半分近くを廃棄したりロスすることもあります。
こう言った時は周囲との情報共有が欠かせません。
見えない敵との闘いではありますが、やれることを当たり前にするだけと日々愛情をもって取り組んでいます。

【代表の別府宏一さんのご紹介】
この土地で農業を始めて私が4代目です。
現在は父、母、私の妻、私の4人が中心となって営んでいます。
私が農業を始めてから20年。
子どもの頃から畑仕事は手伝っていました。
寒干し大根を干したり、エンバクをまいたりしていました。
あの頃は正直すすんで手伝っていたというわけではありませんでしたが、今となっては継いで良かったと実感しています。
私の妻は福岡県 久留米の出身で、結婚を機に頴娃町に住み始めました。
頴娃と言えば言葉のイントネーションが特徴的なことでも有名です。
妻もイントネーションに慣れるまで時間がかかったようですが、今では言葉にも慣れ、子育てとともに農業をともにする大切なパートナーです。
私たち夫婦は、3男1女の計4人の親でもあります。
子どもたちは夏休みなどの長期休みになると、毎日のように手伝いを頑張ってくれています。
そんな時はたまの息抜きで、子どもと近くの海にお弁当持っていき昼食をとります。
そして私は、仕事の昼休憩にスイカゲームとスプラトゥーンをして息抜きをしています。
息抜きのはずが、ゲームの難しさにモヤモヤしてしまうことも・・・。
【個人的おすすめレシピ!】
そういえば、個人的なニンジンのおすすめレシピは「カラムーチョにんじん」です。
スティック状のピリ辛スナック菓子の「カラムーチョ」を千切りにしたニンジンとマヨネーズで和えるレシピです。
簡単なのにニンジンのポリポリ感、お菓子のサクサク感が楽しい、おつまみやあと一品におすすめなんです。
私たちの住む頴娃町でのひとコマのご紹介。
私が自分の畑でとれたお芋を焼いて近所の人にお裾分けしたら、キャベツを8玉もらいました。
さすがに我が家ですべて食べきれそうになかったので、他の近所の人に今度はキャベツを配りました。
そして我が家の畑は休ませている間にヒマワリを植えています。
今年はヒマワリの色に合わせて畑に黄色い滑り台も設置しました。
近所の子どもたちが畑のすべり台で遊んだり、 訪れた人にヒマワリを配ったりもしました。
私自身は畑に寝っ転がって、子どもが遊んでいる姿を見守ったり、ヒマワリ畑で次男と弁当を食べて散歩をする時間も幸せな時間です。
近所のおじさんがヒマワリを囲んで酒盛りをしたりしている姿も見受けられ、こうして休ませている期間も地域のみなさんに楽しんでいただけているようで嬉しかったです。
今年はコスモスも植えてみました。
我が家は様々な種類の作物を栽培しているので、季節によって地元の小学生が米の収穫体験に来てくれたり、保育園の子どもたちが芋掘り体験に来てくれることもあり、にぎやかに日々過ごしています。
それからこれは、何年か前の出来事なのですが、自宅近くに野生のサルが出没しました。
子ども達には威嚇してくるのに、私には、肩に乗り毛づくろいをはじめました。
私をボスザルと勘違いしたのかもしれません。
猿はその後罠に誘導しても入らず、逆に罠をいじっていた祖父が捕獲されてしまいました。
懐かしい思い出でした。
あのサルは元気にやっているのでしょうか?