農薬・化学肥料を一切使用せずに合鴨と自然の力を借りて出来上がったお米です。玄米での販売ですが、ご希望のお客様には精米しての発送も可能ですので、精米をご希望の方は注文の際、備考欄に記載してください。精米した場合は分量が1割ほど減ります。大きさによる選別は複数回行っておりますが、色彩選別にはかけておりませんので、青米(未熟米)、斑点米(虫による吸引跡)が多少混じります。食べても全く問題はありませんので安心してお召し上がりください。
【カモノオカゲ米】
鹿児島県姶良市の町中から山々をぬって走ること20分。翠深い山々に囲まれ、川には清らかな水が流れる里山「漆地区」。
夜には満点の星空が広がり、初夏には3種類のホタルが飛び交う自然豊かな地で、合鴨の力を借りて、農薬・化学肥料を一切使わずに愛情込め®て作られたお米です。上流に民家のほとんどない清流のお米を使い、さらには昼夜の寒暖差があるため、旨味のギュッと詰まった美味しいお米に仕上がりました。
【合鴨農法】
一般的に「合鴨農法」と呼ばれる農法で、お米と合鴨を同時に育てることから、合鴨水稲同時作と言われています。
6月に田植えを行ったら清吾10日ほどの合鴨のひなを田んぼに放します。ひな達は田んぼにいる間に、草を食べ稲に飛んでくる虫を捕まえて、すくすくと大きくなります。さらに稲の間を泳ぎ回ることで小さな草や種を浮かし、土をかき混ぜ稲の根っこに酸素を送り、フンは稲の大事な栄養になってお米の成長を助けます。8月、稲が大きくなり穂が出始めると彼らの仕事は終わり、田んぼから放牧地へお引越し。10月、穂が黄金色に染まったらいよいよ収穫です。収穫したお米は竹で組んだ干し竿にかけて天日干しします。この地方では掛け干しと呼ばれ、ここでさらに旨味が凝縮されます。その後良い水分具合になったところで稲からお米を落とす脱穀を行い、やっと新米を食べることができるんです!小さな合鴨の働きがなければ手にすることができなかったお米。
感謝の想いを込めて、「カモノオカゲ」と名付けさせてもらいました。鴨たちに感謝。