取り扱い商品チーズケーキ、チョコケーキ、かるかん等
創業昭和2年の地域密着型の老舗お菓子屋。地元、いちき串木野市を盛り上げるため、特産品を使用したお菓子作りにこだわっています。地元の生産者が丹精込めて作った地元の食材で、食べた人が笑顔になるようなお菓子作りに取り組んでいます。
1986年7月10月生まれ。お菓子の菊屋4代目当主。趣味は釣り。最近は多忙のためあまり行けていないが以前は毎週1回は必ず行っていた。ジギングが好き。硫黄島まで船を出していく。バショウカジキ(秋太郎)を釣ったことも!体を動かすことがとにかく好き。
若い頃は正直にいうと手がつけられないやんちゃ坊主、って感じでした(笑)マイペースに自分の道を突き進むタイプ。とにかく体を動かすことが好きで、ソフトボール、バスケ、バトミントンなどいろんなスポーツを経験してきました。俄然、勉強よりスポーツ派。高校時代は応援団長をしていました。
製菓の専門学校卒業後は、熊本で修行をしながら、クラブのバーテンをしたり。音楽とお酒の魅力にどっぷり浸っていましたね。当時は自由にしていたけど、その時の経験が今のお店づくりに役に立つこともあったりしますね。
修行をしながらも、当時は自分自身が家業を継ぐことは正直あまり考えていませんでした。でも、大好きなおばあちゃんから「帰ってこないか」と言われて(笑)当時は熊本にいましたが、お店のリニューアルのタイミングで帰郷して、継ぐことを決めたんです。振り返ると、色々なタイミングが重なったと思います
菊屋は創業昭和2年の老舗菓子店。創業当時から老若男女問わず沢山のお客様に支えられている菓子店です。継ぐと決めた時はプレッシャーもありましたが、楽しみな気持ちも大きかったですね。今まで愛されてきた菊屋だからこそ出せる味わいを大切にしつつ、新しい商品作りにもチャレンジしていきたい!と意気込んでいました。
地域循環というか、いちき串木野市のみんなで協力してお互いのよいところをかけあわせることが出来たら面白いことが起きるんじゃないかなと思っています。いちき串木野市は食のまち。農業・漁業もとても盛んですが、まだまだ地域内で魅力が埋もれているものが沢山あると感じます。そういったものを掘り起こして、面白いものづくりに挑戦したいですね。地元の高校、企業とのコラボも沢山してより魅力的な商品開発を進めていきたいです。
お菓子作りを通して自分の想いを伝えていきたいとは思っていますが、一方で自分だけじゃなくて「地元を豊か」にできる存在でありたいと考えています。自身が作るお菓子を通じて、食べた人が笑顔になって心を豊かにすることに繋がっていけば良いなと思います。
末永く老若男女に愛されるお菓子づくりをしていきたい。これからも菊屋だからこそだせる味わいを大切にしていきたいと思っています。これからも周りを巻き込んで、面白い取り組みにはどんどん挑戦していきます!
創業95年以上の地域密着型のお菓子屋です。地域を盛り上げるために特産品を使用した当店でしか味わえないお菓子作りを行い、地元いちき串木野市の海の幸(ちりめん・甑の塩)山の幸(サワーポメロ)などを使っています。
菓子の「菓」は、「果物」の「果」の上に草冠をのせます。つまり、自然の恵みそのものということ。「身土不二」(住んでいる地域の旬の食べ物をとれば健康になれる)は、私どもの菓子つくりのテーマです。地元の生産者が丹精込めて作った地元の食材で、「安全・安心・健康」が正直に生産された素材を選んで使用ししています。お菓子屋の基本は、「地産地消」をめざした市域循環型の生態にあると考えています。
移りゆく四季の国−日本。その四季のすばらしさ、旬のおいしさを自然に近い素材でお届けし、お客様の五感にときめきを感じていただけるようなお菓子を作っていきたいと思います。お客様が大切な人たちと笑顔あふれる時間をお過ごしいただけることが、私どもの何よりの喜びです。
菓子作りを通して自分の想いを伝えていきたいし、地元を「豊か」にできる存在でありたいと思っています。自身が作るお菓子を通じて、食べた人が笑顔になって心を豊かにすることに繋がっていければと思います。地域との関係性や地域循環、地域で埋もれているものを掘り起こして、掛け合わせることでよりよいものを作っていきたいです。
編集後記
取材終了後、菊屋さんのお菓子を食す。作り手の宮内さんの想いが込められたお菓子は優しい味わいのなかにしっかりと個性があって菊屋さんならではを感じました。宮内さんがこれから生み出していくお菓子たちにもっと触れ合いたいと感じた。インタビューを通じて、菊屋さんの、宮内さんのファンになりました。創業100周年の節目になにかおもしろいことを一緒にやりましょう!(探訪者:大薗)