鹿児島県の最南端に位置し、珊瑚礁に囲まれ
透き通ったエメラルドグリーンの美しい海に大小60ほどの真っ白なビーチがある与論島。
そんな与論島で生まれ育った黒毛和牛の母牛「ヨロンアイランドビーフ」を
全国の方に食べてもらうことを目標として設立しました。
与論島は人よりも牛のほうが多く暮らしているというほど、畜産業がとても盛んです。
仔牛を育てて島外へ出荷するという、いわゆる繁殖経営が中心に行われています。
その血統や肉質は高く評価され、セリに出される約9割が全国各地の
ブランド牛として出荷されています。
しかし、小さな島は肥育に適さず仔牛のうちに外に出ていくという理由から
今までは、全国のスーパーや焼肉店のどこにも「与論島」と名前の付いた牛肉はありませんでした。
いちから肥育をして出荷ができない理由がいくつかあり、
島民でさえ島育ちの牛を食べたことがほとんどありません。
やはり、美味しい牛を「与論島の牛」として
全国の皆さまに食べて喜んでほしいと思っていたなか、
2020年の夏、コロナ禍で街中や観光地からは人が減り、深刻な状況となりました。
牛農家と販売者が新しい島の産業を作り出そう!と意気投合し
与論島黒毛和牛ブランド化計画が始まりました。