富田バラ園

富田バラ園
本土最南端の大隅町から南国鹿児島の太陽をたくさん浴びた美しいバラをお届けします。美しく儚い切り花の命。手にとっていただいた方にその命に心と手をかける時間を楽しんでいただけたら嬉しいです。
【富田バラ園のご紹介】
鹿児島県の大隅半島南部に位置する南大隅町。
「富田バラ園」は、この土地で約25種類のバラを親子3代で育ててきました。
祖父と父が始めた「富田バラ園」。
現在 2代目代表が富田昭仁。弟の洋志も共に栽培を行っています。
年間40万本のバラを、8~10人で育てています。

【富田バラ園のこだわり】
花のボリューム感・葉の美しさやサイズ・スーッとしっかりとした茎。
1本で美しいバラを作ることがポリシーです。
肥培管理、病害虫の多さ、台風や大雨など自然災害の多さにバラ栽培の難しさを感じています。
そんな中でも綺麗なバラができたとき、やりがいを感じます。
ボリュームが良く、綺麗なバラができると嬉しくなります。
冬は2か月、夏は1か月半で、バラは出荷することができます。
時間をかければかけるほど花は大きく育つので、冬から春にかけては、1年で一番満足度の高いバラを出荷できる時期です。
そしてこの時期は私にとっても「楽しい時期」だと感じています。
【富田バラ園のこれまで】
元々は南大隅町で林業と米作りを行う農家でしたが、私の祖父の代から木材の価格が落ち込み、生計を立てるのが難しい状況に。
祖父と父の代で様々な作物を試してみて、やっと辿り着いたのがバラ栽培でした。
そのころはカーネーションとバラの生産が盛んになってきた時期で、町でも多くの農家が花栽培へのチャレンジを始めていました。私たちも、その先駆けで始めた農家の一軒でした。
当時はバラ業界の中で「ロックウール栽培」という新たな技術が広まり始めたタイミングでした。
これをうまく取り入れられるかで、栽培の効率が大きく変わってしまったのです。
「ロックウール栽培」はいわゆる『水耕栽培』の一種で、自然の鉱物を繊維状にしたものを土の代わりに利用し、そこに養液を染み込ませることで植物を育てます。
設備投資は必要ですが、うまく管理できれば栽培効率が倍近くにもなります。
今のバラ業界では、土壌で栽培するのはほんのひと握りだと思います。
【代表の富田さんのご紹介】
南大隅で唯一のバラ農家、「富田バラ園」の3代目代表富田昭仁です。
「特別な1本も、日常の1本も」を理念に富田バラ園一同日々努力しています。
「特別な1本」は1本でも美しいバラを造ることをこだわりとしています。
「日常の一本」は広く皆様に愛され日常生活の中でもバラを飾る文化が根ずけばとの思いで掲げました。
鹿児島の驚くべき、お墓の美しさ。どこの自治会にも共同墓地がありますが、綺麗な花が年中供えられており、地域ぐるみで先祖を大事にする気風が感じられます。
鹿児島は、切り花の消費量が全国でもトップクラス。
花の中ではキクの生産が有名ですが、お祝いの席にはやっぱりバラが必要。
バラ農家としては、多くの人に花をお届けできて嬉しいです。
切り花の命は美しく儚い。
だからこそその花を手に取った人にも、その命に心と手をかける時間を楽しんで欲しい。そんな切り花の楽しみがあっていいんじゃないかと考えています。
良いものを作ると、ワーっ!と嬉しく心がワクワクする。
またそんな想いを知らなくとも、商品に美しさがあれば、買って下さるお客様もまたワーっ!と喜んでくださる。そんな共感をさらに深めていきたいと感じています。

私は農業高校を卒業後、農業大学校へ進学しました。
その頃から花屋でフラワーアレンジメントの勉強も始め、10年間ほど続けました。
今回「かごしまぐるり」で皆様にお届けするブーケは、その時学んだ技術も活かし、私がアレンジしたものをお送りいたします。

富田家のバラの品質は業界内でも評価が高く、地域の方々にも花の日持ちがいいと評判をいただいています。
特別なことをしているつもりはなく、当たり前のことを当たり前にやるのが基本だと思いますが、鹿児島は全国でも日照時間が長くて暖かいので、発色や育ちがいいのはあると思います。
これからも今の規模を保ちながら、今以上にバラの質や品種にこだわっていきたいと考えています。
私たちが暮らす南大隅町の良さは、ここに住む人たちの人柄だと思います。
バラ農家が他にいない中でも孤立せずにやって来れたのは、他の業種の方々と接点を持ってやって来れたからです。
大隅のみなさんの温かい人柄に助けられてバラの栽培をできています。

おすすめ順  |  価格順  |  新着順

この生産者の商品
  • 8商品中 1-8商品

要チェック! 本日の人気キーワード